今日の立ち読み:
「ナースのチカラ~私たちにできること 訪問看護物語~」
広田奈都美さん著
医療関連のマンガは、看護学生時代から「これも勉強」と言い訳をしながら、よく読んでいました。この本は、訪問看護に関わる一般の方にはもちろん、訪問看護ではなくても看護師として働いたことがある方に、ほんとうにおススメしたい本です。本書は、訪問看護の現場を中心に、病院での看護師、訪問看護を利用している利用者、その家族、訪問診療の医師など、様々な人の視点から描かれています。登場人物の個性がまた、いい味をだしています。ネタバレしないように、この本の見どころをお伝えします。
※以下、” ”内は、こちらの本の引用です。
おススメポイント① 上司にしたい看護師に出会える(持田さん)
持田さんは、第1巻の表紙の向かって右の看護師さん。主人公が勤務している訪問看護ステーションの看護師さんです。一言でいえば、男前。こびないし、指摘することは指摘するし、看護師としてのスキルも高いうえ、スタッフや利用者からの信頼も厚い。そんな、男前な強さがある反面、”迷い”がある。これが正しいという、絶対的な自信と強さがあるのに、人との弱さや、心の揺れによって、彼女の魅力が最大限に描かれるていると思います。こういう看護師が上司だったら、わたしは、どんな職場でも、ついていきたいと思ってしまいます。
おススメポイント② 苦手な同僚看護師の対策を学べる
主人公の栗田さんは、50歳で看護師になり訪問看護ステーションに就職。そこには、新卒から訪問看護師の木野さん、看護ステーションを立ち上げた師長さん、できる先輩看護師馬淵さんなど様々な看護師さんが登場します。そこには、クセが強めの看護師さんもおり、看護師として働いたことがある人なら、「あーいるいる、こういう看護師」と妙に納得できると思います。その、強めのクセを活かしながら、チームとして看護にあたる、このステーションの方々の役割のはたし方は、人間関係に悩む私は大いに参考にさせてもらっています。
おススメポイント③ あなたに似た人が必ず登場する
私は、このマンガの登場人物に、「わたし」を発見しました。巻が進むとでてきます、深原さん。彼女は勉強が得意なんですが、利用者さんとの関わりが・・・。わたしみたいだなー、とおもって、ほおっておけません。あまり書いてしまうとネタバレになってしまうので詳細は、読んでほしいのですが、深原さんが今後どのように成長していくかは、似た者どうしとして、楽しみの一つです。
かんぱちの感想(ざれごと):
働き始めてからあまりマンガは読まなくなったのですが、この本は特別。発売日に買いに行って、その日のうちに読了します。そして、涙なしではよめず、嗚咽がもれることもあります。そして、読み終わったあとは、「看護師っていい仕事じゃん」って、看護師である自分が誇らしくなります。そして、あこがれ看護師の持田さんのように働きたい、と心を燃やしています。
わたし(かんぱち)もアラフォーに突入。人生はまだまだこれから。
明日から、いや、今日から実行します。