今日の立ち読み:
山本五十六さんの名言 「やってみせ・・・」
看護師の皆様、実習指導、新人教育、異動者教育、お疲れ様です。指導に携わってる看護師の皆様、疲れ切っていませんか。今回は、山本五十六さんの名言をもとに、現在の看護教育に必要な姿勢をお伝えできればと思います。これから指導者、プリセプターやる看護師さん、いますでに指導者で疲れ切っている看護師さん、指導係に疲れ切ってもう二度と指導なんかしないと腹を決めた看護師さん、ちょっとでも、指導が楽しくなったらうれしいです。
やってみせ、言って聞かせて、 させてみせ、 ほめてやらねば、人は動かじ。
話し合い、耳を傾け、承認し、 任せてやらねば、人は育たず。
やっている、姿を感謝で見守って、 信頼せねば、人は実らず。
1年目看護師教育 ⇒ やってみせ、言って聞かせて、させてみせ
20年くらい前の看護教育は、今と雰囲気が違いました。教育係は、とにかく、厳しい(もちろん優しい方もいましたが)。泣かぬなら泣かせてやろう、新人看護師。今は、違います!
まずは、やっているのを見せて(シャドーイング)、看護師が考えたことを説明して、一部実施から始めます(施設によっても異なりますが)。そして、ほめます、ほめることがなければ、出勤してきたことをほめます。
2年目看護師教育 ⇒ 話し合い、耳を傾け、承認し
仕事が慣れてきたころには、役割を与えて、責任を持たせることが必要です。カンファレンスで発言できるようになるのも、看護師2年目くらいからだと思います。そして、そこで、意見を出したことを承認し、それでいいんだ、と安全に発言できる場所を提供することが大切です。
3年目看護師教育 ⇒ やっている、姿を感謝で見守って
3年目までくると、リーダー業務なども担うようになります。このころになると、先輩・後輩ではなくて、同僚としてお互いに助け合える関係を作ることが大切です。信頼して、仕事を任せて、お互いに認め合い、フォローしあって、信頼できる、まさに五十六さんの名言の通りの教育が肝になると思います。
かんぱちの感想(ざれごと):
かんぱちが新人看護師だった20数年前は、実習指導者もプリセプターも、とにかく怖かったです。仕事は、みて覚えろ、っていう、職人気質の方も多かったように思います。毎年国家試験に合格している看護師が6万人もいるのに、いまだ看護師が充足しないのは、看護師の需要が増えている+退職している人が多いからだと思います。新人看護師に定着してもらうのが、先輩看護師がラクになる第一歩だと思います。
私は、今も先輩に指導され、後輩を指導する立場にいます。教育の難しさに直面するたびに、五十六さんのこの言葉を思い出しながら、切磋琢磨しているかんぱちです。
わたし(かんぱち)もアラフォーに突入。人生はまだまだこれから。
明日から、いや、今日から実行します。