図書室

看護学校の授業使いたいコミック ナースのチカラ8巻

おたんこナースを読んで育った看護師、かんぱちです。平成時代の看護師コミックの代表がおたんこナースなら、令和時代の代表は、「ナースのチカラ」を推薦したいと思います。

 読んでいるうちに、新卒時代に怖くて仕方なかった先輩看護師、人生を変えてくれた先輩看護師、患者さんの何気ない一言に支えられた一場面などが、走馬灯のように私の頭の中を駆け巡ります。

 今回の8巻は、同僚との関係に悩む人に、ぜひ読んでほしいお話になっています。

今日の参考書:
「ナースのチカラ~私たちにできること 訪問看護物語~ 8」
広田奈都美さん著

ナースのチカラ 8巻のかんぱち的 見どころ

新しい仲間、小紫さんの存在                                                                 

 所長代行をしている、持田さんと対等に利用者のケアについて話をする小紫さん。この二人がいる職場なら、新入職の看護師の定着率は高いだろうな、と思います。身近(同じ職場)に、目標となる看護師がいることが、新入職の看護師の大きなモチベーションになります。主人公の幸代さんが、利用者から言われる言葉です。・・・。私自身が言われている気持になるくらい、重たく心にのしかかるセリフです。

持田さんの、仲間のために戦うカッコよさ

 新しく入職した小紫さんに対して、同僚看護師から心ない一言が発せられます(詳しくは、ぜひ、コミックをお読みください)。師長代行の持田さんは、聞き流すこともできた、適当にあしらうこともできた。でも、「なかったこと」にせず、戦う様子が描かれています。もう、この後ろ姿といったら、かっこよすぎるのなんの・・・。

 こういう、一つ一つのやり取りが、一緒に働く仲間としての意識に強く影響します。いつでも、だれの前でも、誠実でいられる持田さんは、強い人だな・・・。わたしも、そうなれるように、日々精進したいですね。

かんぱちの感想(ざれごと):

 8巻は、新入職した小紫さんを中心に進むお話でした。ネタバレになるので、控えますが、8巻の最終話(第32話)では、衝撃の事実が明かされます。私は、涙なしには読めませんでした。

 個性が丁寧に描かれており、あたかも自分が登場しているかのように思える、秀逸なコミックです。

わたし(かんぱち)もアラフォーに突入。1年前の自分より、しなやかに暮らせるように、成長したい。明日から、いや、今から行動します。