【1時間目】人間関係

看護師に必要なのはIQ?EQ(心の知能指数)?

今日読んだ本:
「心の知能指数を高める習慣」
三浦将さん著

 元看護師かんぱちです。看護師の技術(採血、心電図、導尿などなど)は上手だし、先輩や後輩とも適度に距離を保って、どちらからも信頼されている看護師に、20年看護師をやった今でも、あこがれています。本書では、EQが高い人は、”己を理解し、他人をフェアに理解しようとする姿勢(自分も相手も尊重する姿勢)を持ちながら、人々との調和とシナジーを積極的に生み出していく、自主自律性とリーダーシップのある人”と、書かれています。EQを向上させることのメリットは、毎日の悩みが少なくなっていくこと、対人関係の悩みが少なくなっていくそうです。EQが高い看護師が、私の理想なのでは!と思っています。今日はEQ向上のために本書をよみ、学んだことを皆さんに紹介していきます。

※以下、” ”内は、こちらの本の引用です。

「EQが高い看護師になるためにすること」2選

①刺激と反応の間に隙間をつくる
 感情のコントロールにおいて、これがとても効果的です。いわゆる、「短気な人」は、挨拶を無視された(刺激)→無視しないでよ!と文句をいう(行動)のように、刺激と反応の間に隙間がありません。ここで効果的なのが、刺激(無視された)→反応(不快を感じる)→行動(文句を言う)の、矢印の部分を実況中継して、隙間をつくることです。この隙間を作りことができれば、一時的な感情にながされることなく適切な行動がとれるようになります。

②本音でポジティブになる習慣
 人間関係において、4つのモードがあります。①本音×ネガティブ ②本音×ポジティブ ③建前×ポジティブ ④建前×ネガティブ。①④のネガティブモードは言うまでもなく、建設的な人間関係を築く上で、効果的ではありません。では、みなさんは、「建前×ポジティブ」になっていませんか?相手に本音を言うことで「生意気なやつ」などと思われないか、という恐れが、私たちを、いわゆるいい子ちゃんモードにします。実際には、相手が体裁を取り繕うのをやめたときほど、連帯感が増し、相手を思いやる気持ちも出てきます。つまり本当の信頼関係を築くことにつながります。大切なのは「本音×ポジティブ」モードを意識して、人と接することです。

かんぱちの感想(ざれごと):
 本書の本の一部を紹介させていただきました。EQの特徴は、何歳からでも向上できること。看護師として、知的な能力の高さはもちろん重要だと思いますが、チームで仕事をしていく以上、EQ(心の知能指数)が高いことは、非常に重要だと思います。病棟看護師のカラー(殺伐としている、わきあいあいとしている、質問しやすいなど)はEQが高いか、そうでないかにかなり影響されているように感じています。看護基礎教育(看護師になるまえの教育)から、EQについての学習が根付いて、あと20年後くらいには、病棟の「殺伐」とした雰囲気は和らいていくことを期待しています。

わたし(かんぱち)もアラフォーに突入。人生はまだまだこれから。
明日から、いや、今日から実行します。