休憩室

看護師のチーム力を向上させる声かけ 3選

今日の立ち読み:
「心理的安全性を高めるリーダーの声かけ ベスト100」
田中弦さん著

 看護師のかんぱちです。あなたは、部下や後輩にどんな声かけをしていますか?

「大丈夫?」
「失敗しないように気をつけてね」
「悩んでないで、動いてみよう」

どれも、先輩や上司なりに、相手のことを考えて言っている言葉だと思います。

ですが、、、、

言われた部下(後輩)は、居心地の悪さ、を感じ、あなたの声かけは、「信頼関係をつくる壁」、となっているかもしれません。

本書で、「心理的安全性」を学んで、

意見を率直に言い合える、看護のパフォーマンスを向上させる声かけ

立ち読みしていきませんか。

※以下、” ”内は、こちらの本の引用です。

看護師のチーム力を向上させる言い換え 3選

1.早く1人立ちしてね → 1年目とは思えない仕事ぶりだね

 記事を書いている10月は、新人看護師が夜勤に入り始め軌道に乗ってくる時期。「早く1人立ちしてね」は、励ましたり、もっと頑張れ、と応援する意味が込められていると思います。

 ここで、大切なポイントは、理想の上司・先輩像は、ここ10年で変化してきていることです。かんぱち(40歳前後)が新人だった頃は、仕事の結果に対する熱い気持ち、タイミングよくしかってくれる先輩を尊敬していました。

が、しかし、、、、、

令和の今は、仕事の結果に対して、ねぎらったり、ほめてくれたりする先輩が理想、とのこと。
※「2019年新入社員意識調査報告書」(日本能率協会)を参考にしています。

情熱&叱咤激励 < ほめ  ここが、令和の看護教育の重要ポイントになっています!

2.大丈夫? → どのあたりが不安(困ってる)?

 後輩看護師を代表して、言います。先輩の大丈夫、は、「はい」としか言えない・・・。

 もちろん、先輩が後輩を気にかけて、声をかけてくれているありがたさは感じています。ただ、何となく自信がないときや、後輩自身が状況を整理できていないときは、「はい」としか、返せないことが多いです。

 ですので、「どのあたり?」とか、「○〇の確認は、できそう?」とか、具体的に聞いてくれると、ありがたいです。

3.失敗しないようにね → はやめに、小さい失敗しとこうね

 看護師だって、人間です。どうしても失敗がつきもの。ただ、人の命に係わる業務なだけに、許される失敗・許されない失敗はあると思います。

 最も危険なのは、大きい失敗。先輩看護師としては、これは、防がなければなりません。
 よくあるのが、器用に仕事をこなしているように見えた看護師が、2年目になり、先輩たちの目が離れたときに、大きな失敗をしてしまうこと、です。

 大切なのは、小さめの失敗を早い段階で対処していくことです。それが、予測していなかった大きい失敗につながることを防ぐ、大きな一手だと思います。

かんぱちの感想(ざれごと):

 看護師の現場=きびしい。看護師のミスは、人の命にかかわりますので、きびしさは、必要です。ただ、きびしさと、心理的安全性は、共存できると思っています。(平成の看護の現場は、きびしさだけが際立っている職場が多いように感じますが・・・)

わたし(かんぱち)もアラフォーに突入。今日の自分に明日は勝つ、か、引き分けたい。
明日から、いや、今日から実行します。