おたんこナースを読んで育った看護師、かんぱちです。平成時代の看護師コミックの代表がおたんこナースなら、令和時代の代表は、「ナースのチカラ」を推薦したいと思います。
読んでいるうちに、新卒時代に怖くて仕方なかった先輩看護師、人生を変えてくれた先輩看護師、患者さんの何気ない一言に支えられた一場面などが、走馬灯のように私の頭の中を駆け巡ります。
看護師さんだけでなく、今回の9巻は働く女性にぜひ読んでほしいお話になっています。
今日の参考書:
「ナースのチカラ~私たちにできること 訪問看護物語~ 9」
広田奈都美さん著
ナースのチカラ 9巻のかんぱち的 見どころ
「挑戦できるってすごいことだよ… 時間も体力も金銭もすべて整ってるってことじゃない…」(訪問看護利用者さんの言葉)
主人公の幸代さんが、利用者から言われる言葉です。・・・。私自身が言われている気持になるくらい、重たく心にのしかかるセリフです。
「年だから・・・」「仕事が忙しいから・・・」なんて言い訳をしている場合じゃないな、と思います。残された時間は、後になってみないとわかりません。でも、時間・体力・少しのお金があれば、たいていのことはチャレンジできますよね。
「女はケアするために生まれたんじゃない」(師長さんの言葉)
日本には、長男の嫁が介護を担う文化が、まだまだ根強くのこっている地域があります。この文化が間違っている、とは思いませんが、家族ごとに抱えている事情は異なるもの。文化にとらわれずに、家族で話し合い、選択できるといいのにな、と思っています。今回は、女性の自立、に焦点があたるお話が掲載されています。
かんぱちの感想(ざれごと):
9巻は、主人公の幸代さんの成長と、師長さんの復帰が中心に進むお話でした。
この、師長さんが、ほんとうにかっこいい。こういう師長さんだったら、あとを追いかけて私も訪問看護ステーションに飛び込んでいくと思います。また、その部下である、持田さんが、これまたかっこいい。いつか、こういう看護師になりたい、いやこういう働く女性になりたい、と元気がでるコミックです。
わたし(かんぱち)もアラフォーに突入。1年前の自分より、しなやかに暮らせるように、成長したい。明日から、いや、今から行動します。